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混乱後しばらくのブラックジャック界隈

 

「ディーラーをやっつけろ!」が出版された後の騒動については、さまざまな解釈があり、まさに「どんな話にも、2つの面がある」という格言が当てはまる。

 

 

参考までに以下にいくつかの解釈(もしくは、都合のいい記憶とも言えるだろうか)を紹介する。

 

 

カードカウンターの言い分

『Blackjack for Blood』の中で、カールソンはこう述べている。

 

 

「ラスベガスのカジノは被害妄想が暴走し、ついにイカれてしまった!

 

 

1964年のエイプリルフールに、ラスベガスストリップにあるカジノは軒並みブラックジャックのルールを再設定した。

 

 

これはメジャーなカジノがゲームのルールを大きく変更した史上初の(そして最後の)ケースである。

 

 

ダブルダウンは2枚の合計が11の場合に限られ、Aのペアのスプリットが廃止された。

 

 

平均的なプレイヤーからすれば、このルール変更は残酷な高い壁を意味し、ブラックジャックテーブルでプレイする客は激減した。

 

 

カジノの言い分

『ニューズウィーク』1964年4月13日号の「広報部のやり手の男」という記事に、カジノ経営者はブラックジャックの「おまけ要素」を廃止したにすぎないという主張が載せられている。

 

 

特に、大半の賭け金を2倍にできること、2枚のAをスプリットできること、この2つのプレイヤーの「特権」を廃止しただけだと主張した。

 

 

話の3つ目の側面?

ソープ教授は『ニューズウィーク』の同じ記事の中で、この騒動に対して実にクールに答えている。「いままでと同じだけの金を稼ぐのに、5時間の仕事が7時間になっただけだ

 

 

にわか専門家たちの偽情報

にわか「専門家」たちが間違った情報を流し始めると、さらにさまざまな誤解が広まった。

 

 

立派な若手科学者の努力の結晶が公開されて間もなく、自称「カードカウンティングエキスパート」がどこからともなく現れては、カードカウンティングの「超一流の知識」を誇らしげに主張し始めた。

 

 

余談ではあるが、こういった現象はいつもお約束であるかのように起こる。

 

 

20世紀の初め、アルベルト・アインシュタインが相対性理論を発表した直後に起こった妙なエピソードがある。

 

 

偉大な科学者であるアーサー・エディントンは西アフリカでアインシュタインの理論を試すために日食を観察していた。

 

 

それを取材していた記者が、彼にこう言った。

 

 

「一般相対性理論のあまりの複雑さに、人類でたった3人しか理解していないようですね」。

 

 

当然、エディントンは怪訝に思い、こう答えた。

 

 

「3人目とは誰でしょう?」

 

 

さて、話を戻すが、ブラックジャックでは、ジョン・スカルンがカードカウンティングを「イカサマ」と決めつけ、奇抜な天性を持ち合わせている人でない限り、不可能であると主張した。

 

 

「満席のテープルで全員に配られるカードを覚えるなんて不可能だ」

 

 

たしかにこれは多くの人に当てはまるが、そもそもカードカウンテイングとは無関係な、誤解を招く発言である。

 

 

ソープ教授のシステムを駆使するにあたって、出たカードを全て覚える必要などないのだ。

 

 

むしろソープ教授は生身の人間の限界を分かったうえで、一般の人でも適用できるようなシステムを考案していた。

 

 

ウィルソンは、一部のブラックジャックコラムニストのしがらみを心配した。

 

 

彼は『The Casino Gambler's Guide』で、カジノの経営陣と繋がりがあるコラムニストが「意図的に誤情報を流すのでは」と書いたが、その心配をよそにソープ教授の研究結果は大きな影響を及ぼした。

 

 

『ディーラーをやっつけろ!』によって、最終的にはその「秘伝」が広まってしまうことを見据えていたソープ教授は、あらかじめこう書いていた。

 

 

時間が経ち、私たちの提案する戦術が一般的な手法となれば、カジノがゲームのルールを変更する、もしくは廃止する可能性がある

 

 

たしかにブラックジャックはソープ教授の発表以降、明らかな変化を見せた。

 

 

カジノ側のルール変更

1960年代、カジノはシングルデッキを使用し、最後の1枚のカードまで配っていた。

 

 

デッキが全てなくなると、ラウンドの途中でもディーラーは再びシャッフルをし、そのままゲームを続けた。

 

 

バーンカードもプレイヤー全員に公開していた。

 

 

いまとなっては、どのカジノも1960年代のルール設定でゲームを提供する勇気はないだろう。

 

 

今日、一般的にデッキの4分の1ほどは全く配られることがない

 

 

ディーラーが全てのカードを使い果たすなど、もってのほかである。

 

 

あるカジノでは、ディーラーが一度こういったミスをしてしまうと、即刻解雇の理由となるのだ。

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