ゲーム環境におけるK-Oルーキーシステム
ここで一度具体的な場面で、K-Oルーキーシステムをどのように使うかを見ていきます。
K-Oルーキーシステムの具体的使用例
2デッキでディーラーと1対1のゲームを想定してみよう。
2デッキの場合、IRCは-4、キーカウントは + 1である。
1ユニットを$5としたスプレッド1~3のK-Oルーキーシステムを使用する。
ディーラーがカードをシャッフルし、いよいよプレイ開始である。
開始時点でランニングカウントはIRCと同じ-4だから、ベット金額は85である。
配られたハンドが5、6でディーラーのアップカードは4だとする。
基本戦略に従ってダブルダウンすると、9が来て合計20となった。
ディーラーが下のカードをめくると、それはQで8をヒットし、バーストした。
プレイヤーは$10の勝ちとなった――元々のベット85とダブルダウンの5に対する支払い。
この時点でRCは-2である。
RC = -2で、まだキーカウントに達していないため、再び85をベットする。
今回はプレイヤーのハンドが8、8でアップカードは6だった。
基本戦略通りに8、8をスプリットする。
片方の8にはJが来てスタンドする。
もう片方には5が来て同じくスタンドする。
ディーラーのダウンカードは6(合計12)で7をヒットし、合計19となった。
今回は$10の負けとなった――スプリットした2ハンド×85の負け。
ここでRCはキーカウントである + 1となった。
つまりプレイヤーに有利な状態である。
$15をベットして、後はカードに運命を任せるだけである。
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